ビコール地方の観光 (2) カラモアン(Caramoan)のアクティビティ!

透き通る海、突き抜ける青空。フィリピンの夏はそれを満喫できる絶好の場所です。

著者が生活していたルソン島南端のビコール地方、南カマリネス州の観光の目玉は何と言ってもやはりカラモアン(Caramoan) のビーチ。カラモアン(Caramoan) は、アメリカのリアリティショーsurvivor のロケ地でもあります。
カラモアンの白砂のビーチ
カラモアンの白砂のビーチ
強い太陽光に照らされ、白砂の浜辺がまぶしく照り返します

カラモアンの美しい海は観光地化されていないため、観光地特有の騒がしいライブ音楽も(今のところ)無縁、自然の美しさと神秘を楽しむための場所と言っても過言ではありません。静かにフィリピンの自然を楽しみたいという人には是非訪れてほしいところです。

「陸の孤島」と言われたその場所は太平洋に面しており、ビコールの中心的都市ナガからも車で3~4時間という距離。まるで外部者の来訪を拒むかのよう、山岳部に隔てられています。

南カマリネス州カラモアンの地図
南カマリネス州カラモアンの地図


カラモアンでのアクティビティ

アイランドホッピング、カヤック、ロッククライミングなどが楽しめます。アイランドホッピングはツアーのパッケージとなっている場合がおおく、一日で大体4~6つの島を巡ります。
カラモアンでカヤック
カヤックの説明を受ける甥っ子たち
カヤックで結構水深が深いところまでいけるので、著者はドキドキしてしまいました。

島に停泊し、泳いだり、砂浜で寝転んだり、満喫します。各島は異なった特徴を持ち、サイズ・砂浜なども色々。多くの島はきめ細やかな白砂のビーチを有しており、砂の柔らかさにビックリ。またある島は黒っぽい砂浜を有しています。白砂と黒砂を有する島はお互いそれほど離れておらず、自然の不思議さを感じます。

島の1つには、その岩に覆われた中央部にラグーンがあり、ロッククライミングさながら、よじ登り、ラグーンを拝むことができます。禁止はされていませんが、危険です。高さは地上から約20メートルほどはあります。また多くの人が登っているため、前の人が足を踏み外したら巻き添えを食らいます。その島にはちょっとした「言い伝え」があります。


このラグーンには、ミルクフィッシュが生息しており、青く光る鱗が遠目からでも見ることができます。このミルクフィッシュ、今は一匹ですが、元々は2匹だったそうです。所が地元の漁師が一匹を捕獲してしまったのだとか。その後、その漁師家族が不幸に見舞われたのだとか。
「都市伝説」のような信憑性が薄い話ですが、この神秘性をなくしてしまわないようにするためのものかと思います。

Our Lady of Peace Grotto カラモアン #Caramoan
Our Lady of Peace Grotto カラモアン

海を愉しむのが醍醐味のカラモアンですが、他にも洞窟ツアー、ロープを頼りに崖を下るなどアドベンチャー色の強い活動も楽しめます。

カラモアンを一望

また、カラモアンを一望できる小山にOur Lady of Peace Grotto (Our Lady of the Most Holy Rosary)が航行の安全を見守っています。何百段もの階段を上った末に、海を一望できる景色も眺めることができます。

小高い丘の上からカラモアンの海を一望する

町の中心地へ

ひとしきり遊んだ後は、街の中心地にある教会で静かな時間を過ごすのもよいと思います。町の中心部にはカトリック教会があり、ミサの時間帯を除いて出入りは自由です。


教会に入る時には、短パン・ノンスリーブは避けましょう。また内部の写真撮影は禁止されていませんが、中でお祈りをしている人もいるので、中に入ったら静かに時をすごしましょう。

St. Michael the Archangel Church カラモアン
St. Michael the Archangel Church カラモアン

お土産

街の中心地にちょっとしたお土産屋さんがあります。ありきたりだけれどもTシャツがよく売れているアイテムのようです。また、マニラなどからの観光客はビコール地方ならではお土産を買い求めています。その一つがピリナッツ入りのタルト。中心地にあるお土産屋さんはどこも小さいため、いつも込み合っています。
カラモアンのお土産屋さん
カラモアンのお土産屋さん

宿泊

カラモアンはそれほど観光地化されていませんが、宿泊場所は何箇所かあります。マリンスポーツを存分に楽しみたい場合は、海岸沿いの宿がよく、そうではない場合は内陸(カラモアンの中心地)にある宿という選択もあります。町の中心地にある宿の場合は、海岸までの交通の手配、アイランドホッピングなどのアクティビティの手配をしている場合もありますので予約前に尋ねてみるのがよいでしょう。

著者はどちらも経験していますが、カラモアンと言えばやはり奇麗な海が売りですので、海岸沿いの宿をおススメします。ただ、カラモアンは観光地化されていないため、夜間の海岸は人も少なく、犬や不審な人物の少々注意が必要です。

食事

ビコール地方に来たなら、唐辛子の効いたビコールエクスプレスとココナッツミルクで調理された料理、特にピナンガット(Pinangat)がおススメです。

おススメシーズン

フィリピンの夏(4月、5月)がベスト。日本の学生の春休みやゴールデンウィークなどを利用した旅行によいと思います。フィリピンの夏はとにかく暑いのですが、台風にあたる可能性が低く、好天で旅行やマリンスポーツを楽しめます。

カラモアンへのアクセス(バジェットトリップ)

アクセスは、ブログ「ビコール地方の観光 (1) カラモアン(Caramoan)までの行き方」に記しましたが以下のような行程となります。

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マニラ~ナガ
長距離バスターミナル(クバオ、EDSA)→ナガのバスターミナルに到着
※詳細はこちらへ
ナガ~カラムアン
バスorバン(2時間弱)+バンカボート(2時間)
バスor車(3~4時間)
利便性を考えると車がおススメです。カラモアンにはタクシーはありません。なので、交渉してトライシクル(バイクにサイドカーがついたもの)を雇わないといけません。それも旅の楽しみですが、家族での旅行となるとそうはいきません。

セブ島観光のような手軽さ、ボラカイ島のような観光地化され、手の行き届いたサービスや便利さはないかもしれませんが、エメララルドグリーンに輝く海に癒されること間違いなし。ビコールにお越しの際は、2~3日はカラモアンでお過ごしを。

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